クラス形式

本クラスは講義形式ではなくラボ形式で、討論やディスカッション、文献研究やフィールドワークを通してテーマを追求していきます。
受講される方にも積極的な議論参加や資料分析を求めます。

ラボのテーマ

このラボは「哲学」としていますが、広義の社会学で扱われる社会哲学・社会思想を中心として扱います。

社会哲学・政治哲学・公共哲学などのジャンルに分類される思想形態を扱うものです。

特に、国家や社会のあり方、自由と権利の考え方などについて今までに人間がどのように考えてきたのか、そして社会がそれをどのように受け容れたのか、といった観点から考えてみたいと思います。

具体的には、古代ギリシャのソクラテス・プラトン・アリストテレス、中世のマキャベリやホッブス、近代の自由思想家や人権思想の発展、カントやマクス・ヴェーバーの社会国家論、アーレントやハーバーマスの公共性をめぐる論争、そして現代に至る社会システム論のさまざまな考え方などを、文献を基にして議論していければと思います。

第3回目は「公共」をめぐる思想ということで、まずはその歴史的経緯を感単に見ていきたいと思います。

公共をめぐる考え方は公的なもの(public)と私的なもの(private)をいかにとらえるかという論争の繰り返しにより発展してきました。時代時代における議論の変遷を見つつ、現代社会においてどのような局面において公共をめぐる概念が問題になっているのか見ていきたいと考えています。

対象レベル

高校生以上で思想哲学に興味のある方であればどなたでも。

テキスト

こちらで用意した資料・テキストを元に議論をすすめていきます。

最小催行人数

1名から(この人数が集まらないときはクラスは開かれません)

クラスナビゲーター

石川 良樹

ishikawa

早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。
コンサルティング会社やITベンダーにて、コンサルタントとして大企業向けのシステム導入や経営改善に取り組む。
その後、独立・起業し地域活性化をテーマ・目的としたさまざまな活動を行う。

内閣府地域社会雇用創造事業「農村で六次産業起業人材育成プロジェクト」にて講師と講座を担当。
農水省都市農村共生対流総合対策助成金事業をいすみ地域で受託し事務局長を任命。
その他、環境省や観光庁などの地域活性化プロジェクトにも関与する。

現在は「古民家シェアハウス星空の家」の管理人、寄り合いカフェ・シェアオフィス星空スペースの店長をしながら、地域とともにビジネスをすすめる方法を模索している。

大学では、国際政治学・国際関係論を専攻。
特に国家主権概念や公共性をめぐる議論を中心として研究活動を行う。現在も社会システムのあり方について、在野で研究を重ねている。

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